日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は10月26日、ソフトウェア開発プロセス改善ソリューションにおいて、「トレーサビリティ向上サービス」「モデル駆動型開発支援サービス」向けツール導入支援サービスの提供を開始した。
「トレーサビリティ向上サービス」では、あいまいな要件定義、仕様変更に伴う影響範囲の考慮漏れ、上流工程での仕様見逃し等に起因する下流工程での作業増大を防ぎ、コストを低減し、効果的なトレーサビリティ管理を実現できるとする。
また、「モデル駆動型開発支援サービス」では、要件管理から一貫した設計、実装、テストを実現するツールおよび開発手法を提供し、これによりモデル駆動型開発を利用したより効率的な開発環境を導入できるという。
ツールとしては、IBM Rational DOORS、IBM Rational Rhapsody、IBM Rational Synergy、IBM Rational Changeといった製品の提供、およびサポートサービスを行う。
日立ソフトによれば、世界的に、自動車、産業機器、鉄道、原子力、医療機器、航空機などのミッションクリティカルな分野でのソフトウェア開発では、システムの品質保証を行う仕組みとしてのトレーサビリティの確立や、モデル駆動型開発を用いた品質の向上が要求されるようになっているという。
同社では、CMMI(Capability Maturity Model Integration、能力成熟度モデル統合)を活用したプロセス改善ソリューションの中で、今回のサービスを提供することにより、ツールのスムーズな導入や活用を促し、より高品質かつ低コストのソフトウェア開発を支援するとしている。
各サービスの価格は個別見積となる。