JP1、Systemwalkerなど上位4製品でシェア7割を占める
パッケージ製品の利用シェアでは、日立製作所のJP1が25.9%、富士通のSystemwalkerが20.0%、エムオーテックスのLAN Scopeが14.6%、クオリティのQND PlusもしくはQAWが12.3%となり、これら上位4製品で全体の約7割を占めた。
ノークリサーチでは、年商50億円未満のユーザー企業に限定すると、セキュリティ関連機能の強化を地道に進めたQND PlusやQAWがシェアを4.7ポイントに伸ばし、シェア変動の余地が十分に残っている状況だと分析している。
また、新規導入または継続利用の意向があるパッケージ製品の社数ベースのシェアでは、年商別に傾向がやや異なったという。
年商50億円未満では、中小企業市場に強いLAN ScopeとQND Plus、QAWが上位に入った。一方、年商50億円以上ではJP1が首位を守った。
ノークリサーチはJP1について、大企業向けでのデファクトともいえる強い影響力を中堅企業市場でも発揮したと分析。加えて、中堅・中小企業に特化した新製品「JP1 Ready Series」がリリースされたことから、年商50億円未満のシェア争いが今後激化すると予想している。