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Google Mapsで紛失パソコンを表示、国境越えて回収--Absoluteの新サービス - (page 3)

大川淳

2009-10-29 09:00

Absoluteのサービスは、コスト削減、効率性向上にも貢献できる

――Computraceは、ただデータ保護という点だけに限定されているサービスなのか?

 ComputraceによるPC監視では、たとえばリース期間を明確に把握することも可能だ。また、北米の企業では内部で業務に使用しているはずのPCがどこにあるのかわからなくなって、そのままになっているようなことが少なくなかった。それではソフトの更新やさまざまな維持管理ができない。PCの紛失によるコストというものはけっこう大きくなってしまう。

 だが、Computraceを用いれば、常にPCがどこにあるかを特定できるので、このような状況から発生する非効率を抑えることができる。ある企業では、Computraceを導入してから1年で60万ドルの経費節減を果たした例もあるほどだ。

 一方、IT部門では自社内でのPC管理体制の改善に利用されている。企業内の業務で使用されるPCには、当然仕事に関係のないアプリケーションをインストールしてはならないわけだが、最近では皆がPCに詳しくなり、こっそりこれらのソフトを使っている。

 Computraceでは社内の各PC内に使用不可のアプリケーションがあるかないかの確認が容易かつ正確にできる。経済環境が厳しい状況の下、企業はコスト削減、効率性向上を特に重視しており、Computraceはここでも貢献できるわけだ。

――日本で特によく利用されている携帯電話について、どう考えているか?

 携帯端末向けの対応も果たしている。ただ、PC向けのようにBIOSに組み込みというわけにはいかない。

 管理はPC向けとほぼ同様のことができる。日本国内でも、この四半期内くらいにモバイル向けサービスを開始する。いまのところはWindows MobileとBlackBerryなどが主だが、ComputraceはMac OSにも対応しており、Appleとの関係も良好。ビジネス向けソリューションでも成長し始めているiPhoneへの対応も検討している。

――今後の見通しは。

 ComputraceのエージェントがBIOSに組み込まれているPCは、全世界ですでに1億5000万台出荷されている。サービスのユーザーは台数ベースで累計450万台に達している。当社の2009年6月期の売上高は7500万カナダドル。2010年6月期には8500万カナダドルになる見通しであり、世界同時不況に見舞われているなか、業績は上向きだ。

 この好業績にはいくつかの理由があるが、主な点は2つあると考えている。

 1つ目は、日本を含め積極的に新規市場に参入していることだ。これまで我々の市場はほとんどが北米で占められていた。2つ目はデータ保護についての企業の懸念が広がっていることだろう。我々のサービスはこのような不安感に対して有効な対策となる。

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