#7:関係を絶つような行動を慎む
上司と決別することになった場合、もはや失うものは何もないと感じ、「それまでの鬱憤を吐き出したい」衝動にかられるかもしれない。しかし、そういった衝動を抑え、礼儀正しく振る舞うようにすべきである。その上司から、有益なことはいっさい学ばなかったのだろうか?また、当時は上司が間違っていると思ったものの、後になって上司の正しさが判明したことはなかっただろうか?思い当たることがある場合、それを口に出しておこう。そういったことをあなたが口に出した場合、それに対して上司から否定的な反応が返ってくることはまずないはずである(絶対ないとは言い切れないが)。
礼儀正しく振る舞うことで、他の人々に対しても素晴らしい印象を与えることができる。また、今後のキャリアにおいて、問題の上司に再び出会うことになるやもしれないのである。
#8:経験から学ぶ
マーフィーの法則による当然の帰結として「時間の無駄となるようなものごとは存在しない。すべては、悪い例として教訓にすることができる」というものがある。つまり、上司が悪い上司だった理由をじっくり分析してみるべきなのである。ただしその際には、人はそれぞれ異なる視点を持っているということを念頭に置くようにしてほしい。あなたの上司はあなたが気が付いていなかったものごとや状況に気付いていたのかもしれない。そういった事実があったからといって上司の悪行が正当化されるわけではないものの、説明をつけられる場合もある。どのような状況であれ、こういった分析を行っておくことで、「とるべきでない行動」というものを知ることができ、自分が上司となった際に役立てることができるはずである。