3:接続性
Heroのデスクトップにあるページの1つに、4つのボタンがある。
- Turn on/off bluetooth
- Turn on/off Wifi
- Turn on/off Mobile Network
- Turn on/off GPS
これらのボタンを使えば、さまざまな接続性のオプションを簡単にオンにしたりオフにしたりできるため、バッテリーを長持ちさせるには便利だ。また、Android Marketで入手できる「Y5」と呼ばれるアプリケーションは、無線ネットワークが利用できない状況では、自動的に無線LAN接続をオフにしてくれる。iPhoneで同じことをするには、設定スクリーンに行き、さまざまなオプションの操作をする必要がある。
4:PCとの接続
iPhoneとは違い、携帯電話の管理をするのにiTunesを使う必要はない。ただし、残念ながらまだAndroidにLinuxのデスクトップと同期を取ることが機能にないことを考えれば、Androidの方が決定的に優れているとも言いにくい。ただし、AndroidはどのOSでも利用できるSDカードをマウントできる。SDカードに音楽ファイルやその他のファイルを放り込んでおけば、それをAndroid携帯でも使うことができる。単純なことだ。
5:複数のアプリケーションからの通知
私がiPhoneで抱えていた問題の1つに、通知システムの問題がある。基本的に、iPhoneは単一のシステムに依存しており、すべてのアプリケーションがこの通知システムへのアクセス手段を持っているわけではない。例えば、iPhoneでTwitterを使っているユーザーは、Twitterアプリケーションを開かなければメッセージのアップデートがあったかどうかを知ることができない。Androidではすべてのアプリケーションが通知システムにアクセスでき、通知することができる。Android携帯の場合は、新しい音声メッセージや電子メールメッセージ、Facebookの通知、新しいGmailのメッセージなどに関する通知を、すべて通知バーから行うことができる。アプリケーションに通知すべき情報がある場合、バックグラウンドで素早くユーザーに知らせることができる。
6:無限のパーソナライズ
多くの読者はユーザーによる設定を無意味だと考えているようなので、私はこれをリストに入れるかどうか迷った。しかし、ユーザーによる設定には意味がある。Android携帯では、ユーザーは端末を設定し、見かけも動作も自分の好みにぴったり合わせることができる。ソーシャルネットワークをよく使う人であれば、FacebookとTwitter、携帯メール、Flickrにそれぞれ1ページを設けることもできる。ビジネスユーザーであれば、あるスクリーンを連絡先に、別のスクリーンをカレンダー、Gmail、電子メール、RSSなどに設定することもできる。デスクトップを好きなように変えられるだけでなく、電話の動作も変えることができる。連絡先によってデフォルトで行う動作を変えることもできれば、別のデスクトップを追加することもできる。Androidでは、可能性は無限だ。iPhoneの場合は、ほとんどAppleの言いなりだと言っていい。