NECは11月12日、タッチパネル一体型コンピュータ「パネルコンピュータ」の新モデルを発表した。回転寿司店や居酒屋など飲食店での利用に特化したオーダリング端末で、同日から販売活動を開始する。
新モデルは、メモリ容量を1GBにおさえ、接続インターフェースをプリンタなどの必要最低限のものに限定し、飲食店でのオーダリング用途に特化することで、従来比50%の低価格化を実現したことが特徴。また、混信に強いとされるIEEE802.11aを含む無線LANの全規格に対応するなど、厨房やオフィスが入居するビルの店舗でも混線することなく利用可能だとしている。
そのほか、LEDバックライト液晶を採用することで、消費電力とCO2排出量を従来比で半減。NECでは「年間電気料金に換算して約10万円の節約が可能」としている。
新モデルの希望小売価格と出荷時期は、CPUにIntel Atom Z501P(1.1GHz)、メモリを1Gバイト、CFを1Gバイト、11.6型ワイドLCDを搭載し、Windows XP Embeddedを組み込んだ構成例で13万9800円(税別)。11月30日より出荷を開始する。