一番重要なのは業務経験です。これは、あなたがどんな可能性を持っているのかを見せる部分でもあります。部署の異動ベースではなく、実績をベースに区分したメモを作りましょう。何をしてきたのかをアピールする姿勢が大切です。
まずは日本語で考え、英語のメモに翻訳します。ここでは、今までの経験をのっぺりまとめるのではなく、自分が今後力を入れていきたい領域が目立つような表現にしましょう。時には余計な経験を記述しないことも大切です。また、ポイントとしては、例えば何百人もの大規模プロジェクトでプロジェクトマネジメントをした場合はその人数も含めて「Project Management: managed 250 SEs」とメモしたり、何カ国にも渡るグローバルプロジェクトだった場合は「managed global team (USA, UK, and China)」といったようにメモにしておくと、ヘッドハンターもスケール感が理解しやすくなります。
記述する順番は、時系列ではなくreverse chronological order(時間の近いものから順)で記述します。ちなみに私なら、その時のノリがよければすぐに話を進められるようResumeも作成しておきます。人には相性があるので、相性が合いそうだな、信頼できそうだなと思ったら、タイミングを見てResumeをいつでも渡せるようにするといいですね。
いざミーティングへ
さて、メモの準備ができたら、いざ出陣。しかし実際に会うとなるとかなり緊張するのではないでしょうか。ヘッドハンターは会話から色々な情報を引き出そうとするため、「I don't have any concrete opportunities to discuss with you, but I thought it might make sense to meet up and see how the market is treating you」(今すぐに紹介できる何かがあるわけではないんだけれど、君がこの市場に見合った手当をもらっているかどうか確認してみるのも悪くないと思わないかい?)と、まるでフリーハンドで会えばいいようなニュアンスで来ると思います。しかし、話ベタな人は緊張すると何を話していいのかわからなくなってしまいがち。お互い貴重な時間を使ってミーティングをするのですから、最大限に時間を生かせるような準備が必要です。先ほど準備したメモを見ながらミーティングを進めましょう。
積極的な態度で自分を知ってもらおう
ヘッドハンターはこのようなミーティングを毎日行っていますので、どんなにCandidateが無口であっても時間はつぶれます。しかし、せっかくお互い貴重な時間を使っているのですから、効率的かつ効果的な時間の使い方を心がけましょう。