だまされない方法2つ目:信頼できないサイトのフリーウェアはインストールしない
色々なウェブサイトを訪問していると、「○○に便利なツール!是非使ってみてください!」というような誘い文句を見たことがないだろうか?
信頼できるサイトのフリーウェアであれば使用してみても良い(それでも可能性はゼロではない)が、信頼できないサイトのフリーウェアをインストールしたら、実は偽セキュリティソフトだったということがある。
偽セキュリティソフトは大した機能がないどころか、個人情報を外部へ送信する「スパイウェア」のような動きをするものもあるので、安易にフリーウェアをインストールするのはやめよう。便利なツールを使用したい場合は、少なくともVectorや窓の杜といった有名なサイトを利用すべきだ。
他にもアダルト動画サイトで、動画再生のために必要なコーデックを騙り、偽セキュリティソフトをインストールさせるような手口もある。
だまされない方法3つ目:知らない名前のセキュリティソフトはインストールしない
偽セキュリティソフトは正規のセキュリティベンダーが提供している製品とは異なった名称のものが多い。例えば、いかにも怪しい名称の「KansenNashi」などだ。
このように、聞いたこともないし知らないけど無償版だし使ってみようかな?と思わせインストールさせるような手口がある。
著名なセキュリティベンダーの製品であれば良いが、自分が聞いたこともないようなセキュリティソフトをインストールするのはやめよう。
しかし近年、偽セキュリティソフトの手口は非常に巧妙になってきている。2009年9月にマイクロソフトは「Microsoft Security Essentials」という無償のウイルス対策ソフトの配布を開始した。
これに便乗するような「Windows Enterprise Defender」という名称の偽セキュリティソフトが発見されている。マイクロソフトは、スパイウェア対策ソフトの「Windows Defender」を提供しており、この偽セキュリティソフトは非常に似ている名称を使用しているため、ITに詳しい方でもだまされてしまうことがある。
さらに、悪意のある攻撃者は「SEOポイズニング」という方法も活用している。これは、GoogleやYahoo!などの検索結果を不正に操作し、偽セキュリティソフトが配布されているウェブサイトを上位に表示させるものだ。
「Microsoft Security Essentials」の提供が始まった直後、キーワード「Microsoft Security Essentials」で検索すると、マイクロソフトのページの次に不正サイトが表示されていた。少しでも怪しいと感じたらインストールしないようにしよう。