そしてこの不況の中、ありがたいことに私も海外出張に行かせていただく機会を何度か得た。海外取材で印象深かったのは、7月にエジプトで開催されたMicrosoft主催の学生ITコンテスト「Imagine Cup 2009」だ。以下、同イベントでの記事をいくつか紹介する。
- 日本人が写真部門で3位入賞、組み込み部門優勝は韓国チーム--Imagine Cup 2009
- 世界進出した高専生が見たもの--Imagine Cup 2009初チャレンジを終えて
- 世界での熱い戦いを経て--Imagine Cup世界大会2年連続出場の学生に聞く
Imagine Cupでの各国代表の学生たちの姿はまるで甲子園に集まる高校野球児のようで、現場には文字や写真だけでは伝えきれない「熱さ」がある。特に、ソフトウェア部門で日本代表に選ばれた同志社大学のチーム「NISLab++」は2年連続での世界大会出場となり、1年前にも同大会を取材した私は彼らの成長ぶりに心を打たれた。
それにしても、組み込み部門で優勝した韓国チームの申潤枝(シン ユンジ)ちゃんはかわいかったなぁ……
11月には、Salesforce.com主催のイベント「Dreamforce '09」の取材でサンフランシスコに出張した。同イベントでの目玉は、「Salesforce Chatter」と呼ばれる企業向けのソーシャルサービスが発表されたことなのだが、個人的に忘れられないのはやはりこの人だ。
いやぁ、Colin Powellさんのステキさったらなかった。会場が満席になり、全員がスタンディングオベーションで迎えるに値する人物だ。元米国務長官だけあって、自国に対する誇りと責任感が感じられる発言も多かったが、スピーチの中には彼のおちゃめな人柄を実感できる発言がちりばめられていた。数分に一度は笑いを取り、また数分に一度は会場が拍手の渦に包まれる。これほど話のうまいエンターテイナーは、なかなかいないと思った。
さて、2010年はどんなイケメン&オヤジたちに巡り会えるだろうか。来年も私の乙女心を揺り動かすイカした人たちに出会えるのを楽しみにしている。