グローバルに仕事をするためのヒント
英語道場の読者は、かなり多岐にわたっています。IT業界も再編の繰り返しで、M&Aによって日本企業が突然外資の会社になったり、競合だった企業と合併したりすることも珍しくありません。
日本の企業カルチャーで育った人にとって一番不安なのは、グローバル企業の現場感がつかめないことではないでしょうか。映画やドラマのシーンが目に焼きついて、Michael Douglasのような上司にひどいセクハラをされたり、Keanu Reevesのような部下がわなを仕掛けてきたり、仕事中に突然Kiefer Sutherlandのような何者かわからない人が会社に踏み込んできたり(爆)なんてことまでは考えないとしても、どうしてもイメージ先行になってしまいがち。そこで、なるべく現場感を出しながら、グローバルでビジネスをする際のちょっとした常識やノウハウをお話ししたのが以下の記事です。
- 第3回: カンタン英語でラクラクコミュニケーション
- 第11回: 日本のビジネスマンがグローバルビジネスになじめない理由
- 第12回: 外国人と友達になるための3つの黄金ステップ
- 第14回: 外国人部下が働いてくれない!
- 第22回: 海外企業との一期一会を無駄にしない4つのポイント
- 第28回: ボディーランゲージはコミュニケーションの基礎
- 第33回: 外国人上司との「距離感」を考える
- 第34回: 「これってセクハラ?」と感じる時、どうしますか?
- 第36回: 外人ヘッドハンターからメールが来た! その時あなたは?
- 第37回: 外国人ヘッドハンターとの初対面に向けて
- 第38回: 「メリークリスマス」の意味、わかっていますか?
英語を使ってビジネススキルを向上させよう
最後は、いわゆるビジネススキルというものです。この分野は書籍も豊富ですが、意外と内容が難しくて理解しにくいものも多いので、エリック流にわかりやすく解説してみました。財務諸表の読み方からプレゼンテーションのスキルまで、既存の出版物とは違った視点で理解しやすく書いたつもりです。
- 第7回: 財務諸表を読んで結婚相手を見定めよう
- 第8回: 財務諸表は「絵」を描いて理解しよう
- 第13回: 英語で議事録、どうすればいいの?
- 第23回: グローバルビジネスマンを目指す新社会人の英語道場入門3つのポイント
- 第24回: 戦略的にビジネスメールを送るための4つのポイント
- 第25回: 「外国人の演説ってカッコイイ」は本当か?
- 第26回: 外国人から突然電話がかかってきた!
- 第30回: オバマ大統領やジョブズCEOに学ぶ魅惑のプレゼン力
- 第31回: プレゼンテーションで伝えたいことを効果的に伝える方法
- 第32回: プレゼンテーションの「間」を埋める表現を学ぼう
年末は1年間の自分を振り返る格好の機会です。ここでは英語をテーマに話をしましたが、ほかの分野も含め、1年前の自分と今の自分を比べてみませんか?
参考書は1ページしか進まなかったかもしれませんし、単語帳は5枚しか作れなかったかもしれません。でも、このエリック松永の英語道場を継続的に読んでいただいたのであれば、1年前には知らなかったことや気がつかなかったことをたくさん学んでいるはずです。これは、明らかに何もしなかった人と比べると大きな差につながっているのです。
2010年も、たくさんのことをみなさんに知っていただき、気づいていただけるようがんばりますので、これからも一緒に英語を楽しんでいきましょう!
Peace out and thank you for all,
Eric
筆者紹介
エリック松永(Eric Matsunaga)
Berklee College of Music、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科(修士)卒業。19世紀の米国二大発明家Graham Bellを起源に持つ米国最大の通信会社AT&Tにて、先進的なネットワークコンサルティングの領域を開拓。その後アクセンチュアにて、通信分野を柱に、エンターテインメントと通信を活用した新事業のコンサルティングをグローバルレベルで展開する。現在、通信業界を対象にした経営コンサルタントとして活躍中。著書に「クラウドコンピューティングの幻想」(技術評論社)がある。
イラストレーター: まつなが みか
つぶやく日本人や音楽にまつわる「人」のイラストを描く。CDジャケット、ショップ、雑誌等で活動中。エリック松永の愚妹。