2009年の国内IT投資、ほぼ全ての産業分野で縮小へ

吉澤亨史 2009年12月17日 12時09分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IDC Japanは12月14日、国内産業分野別IT市場における2009年上半期の実績の分析と、2009年から2013年までの市場規模予測を発表した。2009年の市場規模は前年比7.7%減の11兆8488億円にとどまる見通しだ。

 2009年は、ほぼ全ての産業分野において投資規模が縮小するという。特に輸出の減速に苦しむ組み立て製造は14.6%減の1兆3836億円、金融危機に伴う市場の低迷に苦しむ証券/その他金融は堂13.1%減の2696億円と、マイナス幅が大きくなる。

 一方、医療分野では2012年4月から原則化されるレセプトのオンライン化対応とそれに伴う医療情報ネットワークの構築などによって2009年もわずかながら増加し、同0.5%増の4531億円になると見込んでいる。また、官公庁も、中央官庁の業務/システム最適化プロジェクトなどにより、同0.3%増の7438億円となる見通しだ。

 2010年後半以降は経済環境が好転することから、一部の大企業を中心に延期していたIT投資が再開されるとIDC Japanでは見ている。しかし、2010年もIT投資全体の本格的な回復は見込まれず、2010年の成長率は0.7%減となり、銀行や組み立て製造などが回復する2011年にプラス成長に転じると見ている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
経営

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]