伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は1月5日、米Pitney Bowes Softwareの帳票自動生成ソフトを利用したトランスプロモ対応帳票システム「ePromo(イープロモ)」を開発、同日よりクラウド型のサービスとして提供を開始すると発表した。
トランスプロモとは、業務で発行される請求書や利用明細書をマーケティングツールとして使用する手法。ePromoでは、明細データをシステムに入力すると、ユーザーごとに帳票イメージを自動生成し、ウェブや明細書、圧着ハガキなど、様々なメディアに対して出力できる。合わせて、請求書や利用明細書の余白をマーケティングツールとして活用し、ターゲットごとに広告を掲載するといった、ワンツーワンマーケティングとしての利用も可能となっている。
帳票の枠を自由に変更できるバリアブルフォームにも対応しており、同サービスの導入で企業は紙資源を削減しつつ、ユーザーニーズの多様化に合わせたワンツーワンマーケティングを実現することが可能になるとしている。
CTCでは同サービスを、同社が保有するデータセンターを通じて提供。クレジットカード業、保険業、物流業、給与計算代行業務、カーリース、レンタカー、カーシェアリング業界をはじめ、大量の帳票を取り扱う企業に対して、営業活動を展開していくという。同サービスでの売上について、今後3年間で10億円を目標とする。