#5:「期待と現実との乖離」が2010年における一番の失敗原因となる
ソーシャルソフトウェアが成功するには、「取引相手」との間に良い関係を築き上げ、協力しあうことが必要不可欠である。企業と顧客、あるいは個人間の関係が良好なものになるかどうかは、プロセスと結果の双方に対する期待について両者が基本的に暗黙の、あるいは明示的な合意に至ることができるかどうかにかかっている。
プロセスや結果について落胆するようなことがあった場合、さまざまな失敗の可能性が首をもたげてくる。こういった力学は人間の本性に根ざすものであるため、あらゆる種類の失敗の種となるわけである。
共同作業や期待におけるズレは、IT分野において従来からある問題に始まり、クラウドベースの新たな問題に至るまでの、あらゆる失敗の原因となる。このため、期待と現実との乖離は2010年における失敗の原因として一番のものとなるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ