NRIセキュア、秘密分散技術を用いたデータ管理サービスを2010年秋に開始

富永恭子(ロビンソン) 2010年01月13日 17時57分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は1月13日、「秘密分散技術」を使ったデータ管理サービスを、2010年秋より提供予定だと発表した。これに先立ち、同データ管理サービスの実証実験を2010年3月1日に開始する。

 同社のサービスでは、使用する秘密分散技術として、グローバルフレンドシップの独自アルゴリズムである「GFI電子割符」を用いてデータを分割する。このアルゴリズムにより、単体での無意味な情報(非重要情報)に変換した後、クラウド上の複数のデータ保管場所(データセンター)に分散保管するという。

 分割により保管対象データは無価値化されるため、外部に重要情報を保管したくないというセキュリティ上の課題が解決されるだけでなく、サービスを利用しているPCを紛失しても、それだけでは重要情報自体の情報漏えいは発生しないとしている。一方で、認証された利用者は、ファイルを開く通常の操作だけで、分割された重要情報を復元させることができ、通常通りデータを閲覧、編集することが可能という。

 2009年に同社が実施した「企業における情報セキュリティ実態調査2009」においては、情報を外部保管したくない理由として「機密情報・重要情報を外部に出したくない」という回答が最も多かったという。NRIセキュアでは、クラウドコンピューティングが浸透していく中で、こうしたニーズに応えるソリューションとして、秘密分散技術によるデータ管理サービスを展開していくという。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]