ソニーは1月15日、同社と国内の特定の子会社(以下、国内ソニーグループ)の人事経理業務の一部を、日本IBMにアウトソーシングすると発表した。ソニーは、収益力強化のための事業構造改革とビジネスプロセスの最適化に、全世界的規模で取り組んでおり、今回の人事経理業務のアウトソーシングも、その一環と位置づけている。
また、今回のアウトソーシングに伴い、現在、主に国内ソニーグループ向けに人事サービス、業務渡航および保険事業を行っているソニー・ヒューマンキャピタルの人事サービス事業の一部を、会社分割により分社したうえで、ソニー、日本IBM、マンパワー・ジャパンの3社による合弁会社を設立する。
新会社の名称は、「ヒューマンキャピタルアソシエイツ株式会社」となる予定で、設立予定日は2010年4月1日。資本金は1億円、社員数は約100名で、出資構成は日本IBMが60%、マンパワー・ジャパンが20%、ソニーが20%となる。
日本IBMは、国内ソニーグループ向けに、人事経理業務サービスを提供するにあたり、この合弁会社を国内拠点とし、中国大連のIBMグローバル・デリバリー・センターを海外拠点として活用していく方針だ。