OpenOffice.org日本ユーザー会、日本語環境改善拡張機能の最新版を公開

田中好伸(編集部)

2010-01-18 20:36

 OpenOffice.org日本ユーザー会は1月18日、オープンソース(OSS)の統合オフィスソフト「OpenOffice.org」の書式設定などを改善する「日本語環境改善拡張機能」の最新版となる1.1をリリースしたことを発表した。

 1.1では、ワープロソフト「Writer」の「入力支援」機能にWordのほぼ2倍のあいさつ文を登録した。Writer関連では、段落の標準の書式設定を「両端揃え」にして、「句読点のぶら下がりを行う」をオフに変更、行末が不揃いになるのを防いでいる。また、文字の書式設定を英数字用と日本語用の両方で「IPA明朝」フォントにするとともに、サイズを10.5ポイントに変更している。

 Writerや表計算ソフトの「Calc」、プレゼンテーションソフトの「Impress」、ドローイングソフトの「Draw」で標準フォントを情報処理推進機構が配布する「IPAフォント」に変更。IPAフォントがインストールされている環境であれば、異なるOSを利用していても、書式やデザインの崩れないドキュメントを共有できるようにもなっている。

 このほかにすべてのアプリケーションで、日本ユーザーには標準では不要と指摘される英語などの「スペルチェック」をオフにし、英文の1文字目を大文字にするなどの「オートコレクト」もオフにしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

  5. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]