SRA OSSは1月20日、オープンソースデータベース「PostgreSQL」完全互換で、より高いユーザビリティやサポートを提供する「PowerGres」製品の新バージョン「PowerGres V7」の販売を開始した。
PowerGresは、PostgreSQLの使いやすさ、安定性、サポートの向上をコンセプトとして2003年に発売を開始したデータベース製品。WindowsとLinuxで動作し、これまでに合計8000ライセンス以上を販売しているという。
今回販売が開始されるのはPowerGres製品のうち、Windows向けの「PowerGres on Windows」とLinux向けの「PowerGres on Linux」。新バージョンでは、PostgreSQLの最新版である8.4に対応している。新たに5年サポートプランも用意される。
また、Windows版では独自に64ビットに対応し、64ビット版のWindows OSで4Gバイトを超えるメモリ空間を活用できるようになった。これにより、性能チューニングの幅が広がるという。
そのほか、最新版では同梱の管理ツールである「PowerGres Manager」が強化され、ウォームスタンバイ機能の設定や、SQLの実行回数および所要時間の集計や閲覧、アーカイブロギング向けベースバックアップのスケジュール実行が可能になった。また、データベースで日本語検索を行うときによく使われるアドオンモジュールと形態素解析ソフト(64ビットWindowsには非対応)が同梱される。
PowerGres on Windows V7およびPowerGres on Linux V7の価格は各5万400円。サポート価格は、1年契約の場合、8万4000円(オプションのODBCドライバサポート、Npgsqlサポートが各2万1000円)。5年契約の場合37万8000円(同各9万4500円)。