仮想化の計画に際して考慮しておくべき事項10選 - (page 3)

文:Brien Posey(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2010-02-16 07:00

#8:どのようなソフトウェアライセンスが必要となるのか?

 ソフトウェアを仮想環境下で動作させる場合、通常のライセンスが適用されないこともしばしばある。例えば、Hyper-Vを使用しているのであれば、ゲストマシン上で稼働するWindows OSのライセンスは必要ない場合もあるだろう。しかし、実際のライセンス要件は使用しているWindowsのバージョンによって異なってくるため、すべてのケースに対して類型化された答えがあるわけではない。このため、ゲストマシン上で動作させるOSやアプリケーションのライセンス要件を把握しておく必要がある。

#9:仮想化によって使う必要がなくなったサーバハードウェアはどうするのか?

 仮想化によって使う必要がなくなったサーバが数多く出てくることもしばしばある。何台かは仮想化ホストとして再利用できるかもしれないが、不要であるという判断を下すことになる場合もあるだろう。いずれにせよ、仮想化によって使う必要がなくなったサーバをどうするかについて考えておくべきである。

#10:既存のサーバクラスタはどうするのか?

 クラスタノードを仮想化できる場合もあるものの、ノードを物理的なハードウェアにしておいた方がパフォーマンスに優れているということが判明するかもしれない。クラスタノードを仮想化する場合、ノードすべてを同じホストサーバ上に配備しないようにする必要がある。さもなければ、そのホストサーバが単一障害点となってしまうため、クラスタを使用する意味がなくなってしまうだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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