DaaSおよびクラウドビジネスとしては、プライベートクラウドでもパブリッククラウドでもDaaSが提供できるような技術をシトリックスでは備えているとし、「すでに多くのパートナー企業がシトリックスとDaaSビジネスを推進している」と木村氏は述べた。
サービス基盤の強化にあたっては、コンサルティング、教育、サポートの3つの分野においてサービスプログラムを拡充するという。コンサルティングとしては、ROI分析や基本アーキテクチャ立案サービス、クラウドの基盤や運用設計サービスを提供する。また、教育分野では日本語教育コースやオンラインコースを拡充し、サポート分野ではメニューの拡充や障害対応方法などの情報提供を強化するとしている。
重要なパートナー、マイクロソフト
2010年の同社の戦略として最後のフォーカスエリアとなるパートナーシップの強化について、King氏は特にマイクロソフトとのパートナーシップを強調した。シトリックスとマイクロソフトはすでに20年以上にわたってパートナーシップを結んでいるが、「今後アライアンスをさらに強化する」とKing氏。具体的には、マイクロソフト大手町テクノロジセンターにおける共同デモンストレーションの実施や、両社製品を連携させた仮想化ソリューションの共同検証、ジョイントセールスの展開、共同マーケティングなどを予定しているという。
また、マイクロソフト以外とのパートナーとも関係を強化するとKing氏は述べており、3月より開始する予定のパートナープログラム「Citrix Ready」についても触れた。プログラムの詳細は明かさなかったが、パートナー製品とシトリックス製品との稼動確認や検証などもプログラムに含まれる予定だ。