編集部からのお知らせ
SNS分析のトレンドまとめ
注目「Googleのクラウド事業を読み解く」

協働的かつリアルタイムな意思決定には何が必要か?--ERPのSAPが「12sprints」を作った理由 - (page 2)

梅田正隆(ロビンソン)

2010-02-25 21:19

 「自社製コラボレーションスイートとして、従来型のNotesやExchangeなどのメールや、ドキュメント管理、チャット、マイクロブログ、ツイッタ―などと競合する製品を提供することなど考えてはいない。(12sprintsは)いわゆるCollaborative Decision Making (CDM) のためのツールだ」と、馬場氏は言う。

 馬場氏は、CDMがかつてのDecision Support System (DSS) の延長線上にあると説明する。DSSは15年ほど前まで存在していた「意思決定支援システム」のことで、当時のDSSは、現在ではすっかりBIに取り込まれてしまった。

 「人間の意思決定というアクティビティが21世紀型になると、支援するDSSも代わる必要がある。12sprintsはDSSの延長線上にあり、意思決定の仕方の変化とテクノロジの進化を取り込んだものである」(馬場氏)

CDM 最新のテクノロジを活用し、ビジネスの実情に即した意思決定を支援するものとして「CDM(Collaborative Decision Making)」ツールが生まれた。

 意思決定のスタイルが、情報を提供された少数の経営者あるいはマネージャーによってなされるものであれば、企画室の担当者がBIを回して帳票を作成し、経営者はそれを見て決定すれば良かった。しかし、昨今ではあらゆる人が主人公、すなわち情報の発信者兼受信者となり、チームでリアルタイムに議論し、スピーディーに意思決定していく時代へと移り変わりつつあるようだ。そうした時代には、スピードが生産性につながる。

瞬時にファクトデータを差し出す有能な秘書?

 馬場氏は「SAPが12sprintsで支援していくのは意思決定プロセス。コミュニケーション自体を目的とするツールではない。業務アプリケーション企業としては、意思決定業務が変化しているのなら、それを支援するテクノロジーも変える。BIだけでなく、ダイナミックな対話も、意思決定を後押しするデータをリアルタイムに提供する機能も取り込む。結論誘導型のアプリケーションだ」と説明する。

 具体的に、12sprintsでは次のようなことができる。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

関連キーワード
SAPジャパン
経営

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]