市場でリーダーになるには「まず最初に市場参入を」--Software AG - (page 2)

藤本京子(編集部)

2010-03-09 10:54

 BPMでも同じことが起こった。Software AGがまずこのコンセプトについて声を上げ、OracleやIBMなどが次々とBPM市場に参入してきた。今回われわれが発表したコラボレーションツール「ARISalign」も、1年前にコンセプトを発表していたものだが、その後IBMも同様の動きをしている。市場に最初に参入するというのは、その分野で一番になるためにも大切なことなのだ。

--ヨーロッパにおけるBPM市場はどう発展していくと思うか。

 市場の発展は早くはないが、最近では新しいアプリケーションを導入する方法としてBPMを利用するケースが見受けられるようになった。BPMは新しいアプリケーションを開発する際に柔軟性を提供できるため、今後はプロセス駆動型アプリケーションが多く出てくることになるだろう。

--日本やアジア市場をどう見ているか。

 アジア市場は非常に幅広くて多様性に富んだ市場だ。一部アーリーアダプターもいる。日本市場については、Software AGにとって古くからの顧客であるメインフレーム向けのAdabasやNaturalのユーザーが多い市場といえるだろう。

--Software AGでは今後も数年に一度は大型買収を行うとしているが、どのような技術を買収で入手したいと考えているのか。

 買収について詳細は話せないが、今興味があるのはデータマネジメント分野だ。これ以上は何も言えない。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]