NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は3月12日、セキュアファイル送受信サービス「クリプト便」において、送信ファイルの編集や印刷制限などの保護機能を設定して送信先におけるファイルの不正利用や情報漏えいを防ぐ「ファイルコントロールオプション」を同日より提供すると発表した。
クリプト便は、ファイル送受信の安全性に重点を置き、「暗号化(SSL通信・AES暗号)機能」、誤送信対策としての「送信キャンセル機能」、「いつ、誰が、何を」送受信したかを把握できる「ログ機能」等を標準機能として提供している。
今回提供するオプションファイルコントロールオプションでは、「送信先」でのファイル暗号化に加え、「ファイルを受信したPCでのみファイルが開けるように制限する」「編集やコピー&ペーストを不可とする」などといったファイルコントロール機能が追加される。
また、ローカルディスクへの保存制限や、閲覧可能な日数制限、ファイルの閲覧可能時間、画面キャプチャおよび印刷の可否、印刷時に指定した文字で背景印字を強制的に行うなどの設定を任意で行えるという。これにより、送信先でのファイル操作を制限でき、ファイル送受信の安全性をより向上させるとしている。
ファイルコントロールオプションの提供価格は、クリプト便の基本プランとは別料金となる。複数のユーザーでサーバを共同利用する共有サーバプランは初期費用5万円、月額3万円から、専用サーバプランは初期費用50万円、月額20万円(価格はすべて税別)となる。