6．誰かを責めるときには慎重に
あなたか、誰か他の人が何かを間違ったのかも知れない。そんなとき、重要なのは同じ間違いを繰り返さないことだ。ところが、誰かほかの人、あるいは自分自身をただ責めても、役には立たない。この理由から、「おまえのせいだ！おまえがあんなことをしたからダメだったんだ！」ではなく、「次はこういう方法でやろう」ということに集中した方がいい。
7．災い転じて福となす方法を見つける
挫折から何かよいことを引き出す方法を見つけることを考えよう。古典的な例が、タイタニック号だ。あの大惨事のあと、救命ボートの設置ガイドラインが見直され、最小限の数は船舶の重量ではなく乗客定員に応じて定められるようになった。同じように、何を変えればいいかを考えよう。変えるべきなのはやり方だろうか、それとも方針だろうか？アプローチや戦略は変えるべきだろうか？挫折から学ぶことによって、痛みも和らぐだろう。
8．経験について書き留める
あなたが抱えている問題から他人が何かを得るための方法の1つは、それについて書かれたものを読むことだ。そして、あなたが思考プロセスの中で分析をするほど、読者が得られるメリットは大きくなる。実働しているデータベースに、テストデータを上書きしてしまったことはあるだろうか？私は一度やってしまったことがあるが、生き残ってその話をしている。実際、私はその話をTechRepublicで書いたこともある。
挫折について書くのであれば、その状況をなるべく一般的なものにしておいた方がいいだろう。残念だが、読者はおそらくあなたの感情的な反応については気にしないだろう。しかし、あなたが学んだ教訓と、読者がその教訓をどう応用できるかについては、興味を持つかも知れない。ところで、念を押しておくが、私は問題について記事を書くために、失敗をしたり問題を起こしたりすることを勧めているわけではない。
9．他人に教える
挫折から学んだ教訓について書くだけに止まるべきではない。それが適切なときには、その問題について進んで話すのがよいだろう。あなたが授業を担当している立場なら、自分の経験を例に使うのもいいだろう。学生たちは、実生活に根付いた情報を貴重だと思うだろう。
10．失敗はこの世の終わりではない
John Elway氏（訳注：アメフト選手で、スーパーボウルで5回先発を務めた名選手）はスーパーボウルで2度勝利する前に、3回負けている。ボストンレッドソックスは、2004年にワールドシリーズで1918年以来となる優勝を勝ち取るまでに、ワールドシリーズで4回負けている。挫折を経験しても、必ずしも将来の成功が絶たれたわけではない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
