IFRS「任意適用」を目指す企業は4%--ディーバがユーザー企業に対する調査結果を発表 - (page 2)

ZDNet Japan Staff 2010年03月16日 20時06分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 マネジメントアプローチの2010年度からの適用を考えると、比較対象年度として2009年の数値の作り直しが発生する。新基準下でのセグメント体系を早急に確定させ、新体系での情報作成方法やプロセスを準備しておくだけではなく、当年度のセグメント情報の再作成に取りかかることが企業に必要とされているという。その意味では「未定」ではあるものの、水面下では急ピッチで準備を進めていることは間違いないと思われるとディーバでは推測している。

マネジメントアプローチ導入に伴うセグメント区分の見直し マネジメントアプローチ導入に伴うセグメント区分の見直し(出典:ディーバ)

 また、セグメント情報の作成方法に関して尋ねたところ「管理会計をベースに整合性を調整」するとの回答が15%あった。こうした企業はマネジメントアプローチへの理解と、制度会計と管理会計の整合性や融合性を図ることが、進んでいるとみられるとディーバでは評している。一方、「従来通り連結財務諸表から作成」すると答えた企業は54%だったという。

 連結決算部門において連結業務以外で優先度が高い課題について、順位付けで回答を得たところ、多くの企業が「最も優先度が高い」としたのは「(決算開示の)早期化」だったという。ディーバでは、昨今のIFRSアドプションへの注目度から「IFRS対応」が最も多くなると想定していたが、企業にとっては依然として「早期化」が重要なテーマであることが浮き彫りになった。

 また、別のアンケート項目では「内部統制対応」について半数を超える企業が重要な課題としてあげており、企業が内部統制の初年度対応から継続的な運用にシフトして取り組んでいることが想像できるとしている。決算部門が早期化を目指しつつも、一方でIFRS対応や内部統制の継続的な運用を行うことになるので、限られた人員で連結業務に対処していくためには、効率化という視点が今後も必要になると思われるとディーバではコメントしている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SpecialPR

連載

CIO
“真FinTech” 地域金融の行方
教育IT“本格始動”
月刊 Windows 10移行の心・技・体
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
セキュリティ
セキュリティインシデント対応の現場
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
スペシャル
デジタル時代を支える顧客接点改革
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
エンタープライズトレンドの読み方
10の事情
座談会@ZDNet
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]