日立情報、企業向けモバイルデータ通信サービスのネット販売を開始

富永恭子(ロビンソン)

2010-03-18 06:00

 日立情報システムズ(日立情報)は3月17日、MVNO方式による企業向けモバイルデータ通信サービス「NETFORWARD/Mobile」のネット販売を同日より開始すると発表した。

 「NETFORWARD/Mobile」は、UQコミュニケーションズとKDDIによるモバイルデータ通信サービスを利用しての提供となる。月額固定料金で安価に利用できる点が特長で、目的に応じて「モバイルWiMAX」「KDDI au」の2つのプランから選択できる。

 モバイルWiMAXの通信速度は、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsと高速で、無線LANとは異なり屋内外の広い範囲での利用が可能な点が特長。一方のKDDI auは、通信速度下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbps。こちらは、サービス提供エリアが広く、ほぼ全国で利用可能という。

 日立情報では、近年のモバイル通信の性能向上、提供エリア拡大、低価格化等により、企業かコンシューマーかを問わず、モバイルデータ通信サービスへの関心は高まっているとする。特に企業では、外出先からインターネットや社内システムを利用する手段としてだけでなく、在宅勤務やパンデミック対策の通信手段としても注目を集めているという。

 同社では、こうした背景から、MVNO方式による企業向けモバイルデータ通信サービスを2009年11月に開始。機器や通信サービスの提供、在宅勤務環境の構築までのソリューションをワンストップで提供してきたという。今回、変化が激しい経営環境下で一層スピーディーにサービスを提供するため、日立情報が開発したウェブから申し込みができるビジネスサービス販売プラットフォーム「BIZPARK」のメニューにNETFORWARD/Mobileを追加し、販売を開始するとしている。これにより、ユーザーはウェブサイトからサービスの申し込みが可能となり、契約手続きも簡略化することで、最短5日でサービスを利用開始できるとしている。また、クレジットカード決済により、支払い手続きも簡便に行えるとする。

 モバイルWiMAXの提供価格は、月額4179円。KDDI auは、月額5229円。それぞれ事務手数料として、別途2835円が必要。

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