Consumption-based pricing model(使用量に基づく価格決定モデル)
サービスプロバイダーが、時間に基づいた料金ではなく、使用したサービスの量に基づいて顧客に課金する価格決定モデル。例えば、クラウドストレージプロバイダーが、蓄積されている情報のギガバイト数に応じて課金するという場合がこれにあたる。Subscription-based pricing model(登録ベースの価格決定モデル)の項も参照すること。
Customer self-service(顧客のセルフサービス)
顧客が、ウェブインターフェースや、サービスAPIに対するプログラムからの呼び出しを通じて、サービスプロバイダーと関わることなく、自分でサービスの使用開始、管理、終了を行うことのできる機能。
Disruptive technology(ディスラプティブ技術)
製品やサービスを予測不能な形で改善し、ものごとの行われ方と市場そのものの両方を変えるイノベーションを指す、ビジネス界で使われる用語。クラウドコンピューティングは、ITサービスの調達、展開、維持の形を完全に変える可能性を秘めていることから、しばしばディスラプティブ技術であると言われている。
Elastic computing(エラスティックコンピューティング)
キャパシティ計画や、ピーク使用時のための処理について心配しなくてもよいように、ピーク使用時の需要に合わせて処理能力、メモリ、ストレージの各資源を供給と供給の停止を動的に行うことのできる能力。
External cloud(企業外クラウド)
自組織の外側にある第三者が提供する、パブリッククラウドサービスあるいはプライベートクラウドサービス。
Google App Engine
開発者がGoogleのインフラ上でウェブアプリケーションの作成と実行を行い、そのアプリケーションを使用量に基づく従量課金制で、初期費用や固定費用なしで共有できるサービス。
Google Apps
Gmail、インスタントメッセージングサービスのGoogle Talk、Googleカレンダー、Google Docs、スプレッドシート、プレゼンテーションなどの、オフィス生産性ツール、電子メール、文書共有機能を含む、GoogleのSaaSサービスのこと。
HaaS
Hardware as a Service(サービスとしてのハードウェア)の略。IaaSの項も参照すること。
Hosted application(ホストされたアプリケーション)
遠隔のサーバで実行され、インターネットに接続されたPCやシンクライアントからアクセスできる、インターネットベース、あるいはウェブベースのアプリケーションソフトウェアプログラムのこと。SaaSの項も参照すること。
Hybrid cloud(ハイブリッドクラウド)
統合された内部・外部の複数のプロバイダーを含むネットワーク環境。
IaaS
Infrastructure as a service(サービスとしてのインフラ)の略。つまり、プロバイダーがサービスとしてインターネットを通じて仮想化環境を届ける、クラウドインフラサービスのこと。このインフラには、サーバ、ネットワーク機器、ソフトウェアが含まれ得る。
IBM Smart Business
IBMのクラウドソリューションのこと。これには、IBM Smart Business Test Cloud、IBM Smart Analytics Cloud、IBM Smart Business Storage Cloud、IBM Information Archive、IBM Lotus Live、IBM LotusLive iNotesが含まれる。
Internal cloud(企業内クラウド)
IT部門によって、自組織向けに提供されるプライベートクラウドのこと。
Mashup(マッシュアップ)
複数の提供元からのデータや機能を組み合わせて作られたウェブベースのアプリケーションのこと。
Microsoft Azure
PaaSを提供するMicrosoftのクラウドサービスで、開発者はクラウドアプリケーションやクラウドサービスを作成することができる。PaaSの項も参照すること。
Middleware(ミドルウェア)
アプリケーションとOSの間にあるソフトウェアで、アプリケーション間のデータの受け渡しを行うことにより、分散アーキテクチャにおける相互運用性を提供する一連のサービスからなる。例えば、ミドルウェアによって、あるデータベースのデータを、ほかのデータベースからアクセスすることができる。
On-demand service(オンデマンドサービス)
顧客が必要に応じてクラウドサービスを購入できるモデルのこと。例えば、顧客があるプロジェクトの期間中だけ追加でサービスを利用する必要があれば、それが可能で、プロジェクトが完了した後は元の水準に戻すことができる。