NEC、10Gbps対応1Uサイズのボックス型マルチレイヤスイッチを発表

ZDNet Japan Staff

2010-03-26 15:18

 NECは3月26日、10Gbpsに対応したボックス型マルチレイヤスイッチ「UNIVERGE QX-S5828T」を製品化したと発表した。同日より販売を開始する。

 QX-S5828Tは、「UNIVERGE QXシリーズ」として初めてSFP+(Small Form-Factor Pluggable Plus)を採用したことにより、1Uサイズ(高さ44.5mm)のボックス型というコンパクトな筐体に24の10Gbps対応ポートを搭載、広帯域ネットワークのコアスイッチとして利用が可能だという。SFP+とは、光ファイバを通信機器に接続する光トランシーバの規格の1つで、SFPと同じサイズ(長さ57mm、幅14mm、高さ10mm)で1GbEモジュールおよび10GbEモジュールをサポートしている。

 QX-S5828Tは仮想化にも対応している。複数台のスイッチを1台のスイッチのように運用できるスタック接続が4台まで可能で、最大96ポートまで増設できる。運用保守の際には、複数台のスイッチ設定を1台のスイッチ設定で調整できるため、メンテナンスの手間が軽減できるとしている。さらに同製品はホットスワップ機能を採用しており、電源を入れたまま電源ユニットやケーブルの交換が可能だ。

 QX-S5828Tの希望小売価格は、QX-S5828T基本部(AC/DC)とQX-S5800用AC電源部(300W)の最小構成で253万8000円(税別)。NECでは、企業のデータセンターやオフィス向けに、今後3年間にQXシリーズ全体で18万台販売することを目指している。

UNIVERGE QX-S5828T UNIVERGE QX-S5828T

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  2. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  3. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]