#9:ソフトウェアの配備を合理化する
ビジネスニーズは変化し、テクノロジは絶え間なく進化し続けているため、ソフトウェアやシステムを最新の状態に保ち、設定を適切なものにしておくことは困難かつ費用のかかる作業となる。企業はネットワーク経由で自動的にアプリケーションやOSを配信し、インストールを行うソフトウェアソリューションを導入することで、設定の変更に伴うコストやリスク、労力を削減することができるようになる。
#10:自社の成長に対応できるITAMソリューションを導入する
自社のITAMニーズに適切なソリューションを見つけ出すという作業は、一筋縄ではいかない。また、上記のベストプラクティスすべてを1度に導入することが現実的ではないという結論に達するかもしれない。企業は、個々のニーズに合わせてさまざまな製品を導入することで、知識の死角を生み出すような、あるいは情報の関連付けができないようなソリューションを選択してはいけない。そうではなく、自社における複数のIT業務を俯瞰的に捉えることができ、ビジネスニーズの変化に対応できるような統合化された単一のITAMソリューションに目を向ける必要がある。このようにすることで、企業は莫大な金額の初期投資を行わずに済むわけである。つまり、統合化されたソリューションを採用することで、現在必要な一連のソリューションを選択しておき、業務ニーズの絶え間ない変化に応じて将来的に製品を追加していくということが可能になるわけである。
著者のUmesh Shah氏は、Numara Softwareの製品マーケティングを担当するシニアマネージャーである。同氏はIT運用の管理やCRM、ヘルプデスク/サービスデスクにおける製品管理を含め、ITおよびサービス管理の分野で15年以上の経験を有している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ