日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は3月31日、通信事業者向け営業および経営サポートパッケージ「BSSsymphony」に、コンビニエンスストアでの収納とオンラインバンキング決済機能を追加し、4月1日より提供開始することを発表した。
BSSsymphonyは、通信事業者における顧客管理、請求計算、決済、入金の基本コンポーネントを提供するパッケージ製品で、料金を管理するビリングやCRMなどで営業および経営活動をサポートするシステム「Business Support System(BSS)」が低コストかつ短期間で導入できるという。
通信事業者のように会員サービスを展開している事業では、24時間365日営業しているコンビニエンスストアやオンラインバンキングでの入金を希望する会員が非常に多く、BSSに対するコンビニ収納やオンラインバンキングによる決済のニーズは高まっているという。
日立ソフトでは、今回BSSsymphonyに「コンビニ収納決済機能」と「オンラインバンキング決済機能」を追加することで、通信事業者がBSSを導入する際、早期にシステムが構築でき、サービスが提供できるとしている。また、新たに「オンライン収納用決済機能」を追加することで、スマートリンクネットワークが提供する「オンライン収納代行サービス」との連携を強化させ、従来提供してきたクレジットカードによる決済の他にコンビニ収納やオンラインバンキングによる決済まで、サポート領域を拡大したとしている。これにより、コンビニ収納とPay-easyなどのオンラインバンキングが利用できるという。
BSSsymphonyの提供価格は、ベース機能を備えたBSSsymphony for ISPが3255万円からで、同じくベース機能のBSSsymphony for 簡易会員管理が1470万円。オプション機能のBSSsymphony オンライン収納用決済機能は210万円になるという。