住商情報システム(SCS)は4月1日、「霧島」や「黒霧島」など多くの焼酎ブランドを有する霧島酒造の新会計システムとして「ProActive E2」が採用され、4月から本番稼動したことを発表した。
霧島酒造は事業の成長に伴い、旧会計システムで事務作業にかかる業務負荷増大、管理会計強化に向けた多面的なセグメント別のデータ管理、最新ITインフラへの対応とセキュリティ強化などの課題を抱えていたという。
現状の課題を踏まえて同社は、分散入力が実現でき、最新のアーキテクチャに対応した会計システムの導入が必要であると判断。システムメンテナンスの観点から見ても、本社で集中管理可能なウェブ環境で利用できる統合基幹業務システム(ERP)パッケージを中心に比較検討を実施したとしている。
ProActive E2は、標準機能で霧島酒造の業務要件を満たし、今後の制度改正やITの進歩にも追随でき、長く利用できるという。また多様なセグメント管理が可能であり、意思決定を行う上で重要な各種セグメント別での会計情報の把握、迅速な意思決定が可能になり、管理会計が強化できるとしている。
本社でのシステムの集中管理が実現できるため、機能強化やITインフラへの対応といったProActive E2バージョンアップ時のシステムメンテナンスの負荷を軽減。ウェブシステムでありながら、直感的に入力できる画面構成やマウスレス操作が可能など、入力担当者から高い評価を得る操作性を有しているという。霧島酒造では、これらの点を評価し、ProActive E2を採用したとしている。