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安全性の高い新OSの開発にNSFが助成金

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2010-04-13 16:37

 イリノイ大学シカゴ校(UIC)の研究者が、米国立科学財団から仮想マシンと隔離の概念を基礎とする新たなオペレーティングシステムの構築で115万ドルの助成金を獲得した。

 このEthosと呼ばれる新たなOSプロジェクトは、UICの計算機科学部の準教授であるJon A. Solworth氏が企画しているものだ。djbdnsを開発した著名な暗号学者Daniel Bernstein氏が、このOSの安全性を高める手助けをしている。

 Xenハイパーバイザーを基盤とするOSであるとされているEthosは、セキュリティを切り札として作られている。この新OSのコアは、WindowsとMacなど、1つ以上のOSを合わせたVM上で動作する

 これらのOSのために書かれたゲームなどの古いアプリケーションで、セキュリティ面であまり問題ではないものは今後も動作するが、同時にオンラインバンキングやその他の秘密を要するビジネストランザクションなどのアプリケーションは、Ethosのような新しいOSが扱うようになる。

 Solworth氏は、もう少し詳しく説明している

 VMは1つのコンピュータ上で複数のOSを動かすことを可能にするため、もはや1つのOSを選択する必要はなく、複数のOSを同時に使うことができる。従って、特定の重要なアプリケーションのために、1つのOSを動かすことができるようになる。

 第2に、VMは、多様性が非常に大きい現在のコンピュータよりもはるかに単純な、抽象化されたハードウェアアーキテクチャを提供してくれる。実際のハードウェアのドライバはVMによって提供される。われわれがVMにXenを使用するのは、XenがOSを作る基盤としてよいセキュリティアーキテクチャだと考えているからだ。

 現在Solworth氏のグループは、このアーキテクチャの構築を助けてくれるカーネルハッカーを探している。

 Ethosが資金を獲得したというニュースが流れる数日前には、仮想化技術のセキュリティ専門家であり、著名なrootkit研究者であるJoanna Rutkowska氏が、Xen、X Window System、Linuxをベースにした新たなオープンソースOSであるQubesの初期バージョンをリリースしている。

 Qubesは、OS上で動くアプリケーションを隔離するのに仮想化技術を用いており、さらに多くのシステムレベルのコンポーネントをサンドボックス化して、互いに影響を与えるのを防いでいる。

 Qubes OSのアーキテクチャは、このPDF文書で説明されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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