日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月14日、法人向けノートPCのエントリーモデルである「HP ProBookシリーズ」の新製品3機種を発表した。4月下旬より販売が開始される。
発表されたのは、13.3インチワイド液晶(1366×768)を搭載した「HP ProBook 4320s/CT NotebookPC(4320s/CT)」、15.6インチワイド液晶(1366×768)を搭載した「HP ProBook 4520s/CT Notebook PC(4520s/CT)」、17.3インチワイド液晶(1600×900)を搭載した「HP ProBook 4720s/CT Notebook PC(4720s/CT)」の3機種。
3機種ともCTO(注文仕様生産)モデルとして提供され、CPUはインテルのCore i3-350M、Core i5-540MおよびCeleron P4500から選択できる。また、グラフィック機能については、4320s/CTと4520s/CTではプロセッサ統合の機能を利用するが、4720s/CTでは、より高性能なATI Mobility Radeon HD4350(512Mバイト)を搭載する。
外部モニタとの接続端子として、従来のVGA(ミニDsub15ピン)に加え、HDMIポートを標準搭載する。また、外付け機器との高速転送が可能なeSATAポート、デジタルカメラとのデータ転送が容易なメディアカードリーダを標準装備する。ウェブカメラ、Blu-ray Discコンボドライブなどのオプションも用意されている。オプションでウェブカメラを選択した場合は、顔をカメラに向けることでログインできる「顔認証 for HP ProtectTools」がプリインストールされる。
そのほか、電源を入れてからWindowsが起動するまでの間に、カレンダー、スケジュール、バッテリ充電状況などを表示する「HP DayStarter」などのソフトウェアが導入されている。
デザイン面では、全機種ヘアライン仕上げのアルミ製天板を採用しているほか、4320s/CTと4520s/CTでは、筐体カラーをキャビアブラックとボルドーレッドの2色から選択できる(4720s/CTはキャビアブラックのみ)。
日本HPのオンラインストアである「HP Directplus」での価格は、4320s/CTおよび4520s/CTが6万3000円より。4720s/CTが6万9930円より。