日本ユニシスとジョルダンは4月22日、クラウドによるコンテンツサービスの提供とユーザビリティ向上の分野で協業すると発表した。
日本ユニシスは、2008年10月にiDC(Internet Data Center)を開設し、ICTホスティングサービスや各種ソリューションを順次SaaS化して提供している。このサービスでは、ユーザーの要望に合わせてリソースや機能を柔軟に組み合わせた環境をスピーディーに提供しているとする。ジョルダンでは、経路検索ソリューション「乗換案内」をはじめとした運行情報、地図情報、ホテル情報などのコンテンツ群、データクレンジング機能、情報収集配信機能、予約契約機能連携などを統合的に取りそろえた「ジョルダンクラウド・コンテンツサービス」を提供している。
今回の協業では、ジョルダンクラウドコンテンツサービスと連携したインフラを日本ユニシスが提供し、各種機能やコンテンツをユーザーが自由に組み合わせて利用できるようにするほか、各種コンテンツの利用にあたって、コンテンツごとの煩雑な手続きや調整を行わず、ワンストップで利用できるようにするという。また、日本ユニシスの提供するICTホスティングサービス環境を利用することで、24時間365日の保守とともに提供を行うことが可能という。
今後、日本ユニシスはジョルダンクラウド・コンテンツサービスと連携したインフラ提供だけでなく、同社の運営するSaaSポータルサイトである「ビジネスパーク」を通じて、同サービスのブランディング、マーケティング強化を行っていく予定という。両社は共同で、同サービスを3年間で100社(サイト)へ提供することを目指すとしている。