野村総合研究所(NRI)は4月27日、シュローダー証券投信投資顧問(シュローダー)に対し、資産運用会社向け製品群「T-STAR」を8月より順次提供すると発表した。
T-STARは、資産運用会社の業務インフラを構成するソリューション群。6月にはSTP化を推進する「SmartBridge/Advance」が追加される予定だ。これにより、シュローダーのようにグローバル展開する資産運用会社が、各拠点における投資判断や、本社機能に必要なデータをグローバルで一元管理しながら、国ごとに異なる業務プロセスやニーズに対して柔軟に対応できるローカルデータベースの構築が可能になるという。
シュローダーでは、まずSmartBridge/Advanceを活用し、シンガポールと日本の2拠点で使われている個別のシステムをSWIFTネットワーク経由で結び、T-STARとの間で直接取引データを接続する。これにより、日本とシンガポールの業務の効率化を図る。
シュローダーにとっては、投信業務向けバックオフィスシステム「T-STAR/TX」とSmartBridge/Advanceが新規導入。投資顧問業務向けバックオフィスシステム「T-STAR/RX」と、レポーティング・ミドルオフィスシステム「T-STAR/GX」は、既に活用しているNRIの「PLEIADES/RS」「PLEIADES/GAMMA」からの切り替え導入となる。