マイクロソフト、「Windows Home Server」次期バージョンのベータ版を公開

文:Lance Whitney(Special to CNET News) 翻訳校正:中村智恵子、福岡洋一

2010-04-30 13:14

 Microsoftの「Windows Home Server」次期バージョン(開発コード名「Vail」)の無料ベータ版がダウンロード可能になった。

 Microsoftは米国時間4月26日のブログ記事で、Vailにおける4つの主要な変更点を挙げている。それは、インターネットを通じてホームネットワーク外からの音楽や動画のストリーミングを可能にすること、複数のパソコン上にあるファイルのバックアップと復元が簡単にできること、セットアップと全体の管理をさらに簡潔でユーザーフレンドリーにすること、新しいソフトウェア開発者キットを使って作成した自作のアドインやサービスをVailと統合できるようにすること、の4点だ。

 Windows Home Serverはホームユーザーおよびホームオフィスユーザーに対して、ファイル共有、メディアストリーミング、ネットワークバックアップ、リモートアクセスなど、サーバの持つ利点を提供する。

Vail 提供:Microsoft

 Windows Home ServerのサイトからVailをダウンロードするにあたって、Microsoftはいくつか注意点を挙げている。

 Vailは64ビットOS向けにリリースされるため、32ビットのパソコンにはインストールできない。今回はベータ版なので、Microsoftではメインのホームサーバでなくサブとなるパソコンにインストールすることを推奨している。また、Vailをインストールするにはパソコンから全データを削除しなければならないので注意が必要だ。Vailのハードウェア要件は、1.4GHz以上のx64プロセッサ、1GバイトのRAM、160Gバイトのハードディスクスペースとなっている。

 Microsoftはフィードバックに期待しており、テスターは「Windows Home Server Community」サイトのディスカッションフォーラムに参加できる。また、「Windows Home Server Connect Program」に登録を申請することもできる。

 Vailの新機能の一部は以下の動画で確認できる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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