徹底的にカスタマイズ可能な仕様
LifeTouchには、携帯電話の約4倍のサイズとなる7型ワイド、800×400ドットWVGAのTFT液晶ディスプレイを搭載。静止画や動画、電子書籍などを表示できる。
抵抗膜タッチパネルとともに、大型のアイコンを採用したことで、直感的な操作が可能だ。「高齢者や幼児でも簡単に利用できるようなインターフェース」が特徴という。
「操作環境にはユニバーサルデザインを採用し、携帯電話よりも大画面で見ることができ、PCに比べて操作しやすいという環境の実現を狙った。画面は企業の要求にあわせて柔軟なカスタマイズが可能だ」(同社)
高さ約13.9mm×横幅約219mm×縦幅119mmで約400gという小型、軽量化したデザインは、本や手帳をモチーフにしており、「片手で持って操作したり、持ち歩きにも配慮した重量にこだわった。寝転がった形で電子書籍を読むといった使い方も可能になる」としている。802.11b/gの無線LANに対応しているほか、Bluetoothを搭載。「企業によっては、3G通信を求める場合もあるだろう。そうした要望にも対応していきたい」とカスタマイズを前提とした設計にしている。
各種ボタンの配置も、企業の要求に応えて変更が可能。標準で搭載している300万画素のオートフォーカスカメラも、前面だけでなく、背面への配置もできるという。GPSセンサ、加速度センサ、地磁気センサ、照度センサといった、豊富なセンサ類を搭載しており、画面の縦横表示のほか、位置情報や明るさを検知した用途提案も視野に入れている。また、デジタルカメラやビデオカメラなど広く利用されているフルサイズのSDHCカードスロットを搭載しており、撮影した画像をすぐに LifeTouchで表示できるようにしている。
企業の要望に合わせて、充電用クレードルやモバイルカバー、折りたたみ式スタンドなどを用意することも可能であり、Interopの会場では充電用クレードルを想定した展示も行われていた。
アプリケーションについては、ビッグローブのマーケットプレースである「andronavi」にも対応しており、同サイトを通じたソフトのダウンロード利用も想定している。生産は国内のグループ会社で行っており、今後、パーソナルソリューション事業開発本部を通じて営業活動を活発化していく考えだ。