ドトールコーヒーは受発注処理システムの基盤構築でオープンソースソフトウェア(OSS)を活用した。店舗や本部、仕入先の間で発生する受発注を処理する。構築したサイオステクノロジーが7月6日に発表した。
今回のシステムは、「ドトールコーヒーショップ」をはじめとする全国1400以上の店舗との間で受発注を処理する。基盤部分で「Red Hat Enterprise Linux」上にデータベース(DB)サーバ「Postgres Plus」、アプリケーションサーバとして「JBoss Enterprise Middleware」を利用している。
商用のソフトウェアを利用して同様のシステムを構築した場合と比べ、イニシャルコストで約8割のコストダウンを図れるとしている。今後5年間のソフトウェア保守費も、商用ソフトウェアと比べて、約4割の削減が実現できる見込みとしている。
今回のシステムではDBにサイオスのクラスタソフトウェア「LifeKeeper」を組み合わせて、24時間稼働が実現できるシステム設計になっているという。万が一のシステム障害時にもサービスの継続稼働を支援するとしている。