IPA、Windows XPの脆弱性に対して修正プログラムの適用を呼びかけ

吉澤亨史

2010-07-15 14:47

 独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は7月14日、マイクロソフトのWindows XPとWindows Server 2003にリモートからコードが実行される脆弱性(2229593:MS10-042)に関する注意喚起を発表した。この情報は7月5日に発表されているが、今回マイクロソフトは正式な修正プログラムを公開した。

 攻撃者がこの脆弱性を悪用した攻撃コードを埋め込んだウェブサイトを作成し、ユーザーが該当OSでサイトを閲覧した場合、攻撃者がユーザーのパソコンを制御できるようになる可能性がある。

 この脆弱性を悪用した攻撃コードが埋め込まれたウェブサイトは複数確認されているという。攻撃コードを埋め込まれたウェブサイトの多くは、いわゆる「ガンブラー攻撃」によって正規のウェブサイトが第三者により改ざんされたものである。そのため、正規のサイトであってもマルウェアに感染する可能性がある。

 IPAではマイクロソフトが正式な修正プログラムを公開したこと受け、Microsoft Updateによる一括修正あるいは個別の修正プログラムをダウンロードしてインストールし、この脆弱性を解消するよう呼びかけている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]