A2:「機種別のセッション」「トラフィック」といった指標、「カスタムアラート」機能の利用が有用
モバイルサイトのセッション数については、スマートフォンと一般的な日本のモバイル端末、いわゆる“ガラケー”別にユーザーセクションの[モバイル]→[携帯端末]レポートで見ることができる。
[携帯端末]レポートでは各モバイルキャリアごとのデータを見ることができる。各キャリアの詳細なデータを見ることで、ユーザー属性やどの機種で問題が起こっているかなどを迅速に把握することが可能となる。
また、すべてのキャリア向けにサイトを作っているにもかかわらず、特定のキャリアからのページビュー(PV)が少ないといった場合、アクセスなどに問題ないかを確認することで、問題を早い段階で見つけることができる。
モバイルサイトにおいて、トラフィックレポートはサイト運営者にとって非常に有用な情報が得られることがある。
トラフィックセクションの[検索エンジン]や[参照サイト]を確認することにより、ユーザーの外部からの導線を見ることができる。モバイルサイトの場合、特定の検索エンジン、参照元に大きく依存してしまっているケースが多く見受けられる。そのため、特定のキーワードからの流入が著しく減ってしまった場合などは、全体に大きく影響する可能性がある。
このような事態を自動で知らせてもらえるよう、Google Analyticsインテリジェンス機能のカスタムアラートを使用する。
たとえば、「特定のキーワードからのセッション数が前週より30%低い場合にアラートメールを送信する」といった設定も可能だ(図参照)。
このアラート機能はトラフィックだけではなく、地域や離脱ページも設定できるので、自社サイトに合ったアラートを設定することをおすすめする。
Q3:特定のユーザー群(キーワード「チャペル」で検索してきたユーザー等)を指定して、サイト内での行動を分析したい