標準化に携わると出世レースから外れる?--標準化プロセスの現場 - (page 2)

海上忍 2010年08月02日 11時58分

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具体的にどうやって“標準化”の作業を進めるのか

海上:標準化の作業というのは、具体的にどのようなことをするのでしょうか? 草案など文章の形にまとめることがひとまずの目標だとすると、そこへたどり着くまでにどのようなプロセスを経るのか、イメージがわかないもので。

村田:メール、電話会議、フェイストゥーフェイスのミーティング、仕様書の執筆、投票……まずはそんな感じでしょうか。メンバー間の個人的な関係も重要で、よく連絡をとりあったりします。先ほど話に出たMarkus Gyllingさんとも、ストックホルム滞在中に会食しました。実はこの取材のあとも、Michael Smithさん(※)と食事をする予定なのです。

※:W3C HTML and Web Applications Working Groupsの主要メンバー。チームコンタクトを務める。

海上:個人的な信頼関係というのは、どの程度影響があるものなのでしょう?

村田:とても重要で、かなりの影響がありますね。というより、どの企業もしくは団体に在籍しているかではなく、個人でしか信頼関係は成り立ちませんから。たとえばMarkus Gyllingさんにとっては、私の所属などどうでもいいことなのですよ。最近では、Unicodeの標準化で活躍された小林龍生さんがジャストシステムを離れましたが、それで標準化関係者の間でなにか変わるかといえば、まったく影響はないでしょう。

海上:そういえば、ジャストシステムは同じタイミングでxfy開発者コミュニティを閉じてしまいましたね……。

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