まとめ
本連載では4回に渡り「XenClient Express 1.0 RC」についてお伝えしてきた。紹介できなかった機能もあるが、XenClientがさまざまな可能性を秘めた製品であることはご理解いただけたことと思う。
XenClientの正式版は2010年後半に予定されているXenDesktopの次期リリースで使用可能になる予定だ。すでにRC(リリース候補)版の段階に達していることから、正式版までに大きな仕様変更はなく、ほぼ現在の仕様ままリリースされると思われる。無償のExpress版も継続して提供されるだろう。
その後はApple製ハードウェアへの対応が予定されている。実現すれば1台のApple製ラップトップで「業務用にWindows、個人用にMac OS X」といった環境構築も可能となる。Apple以外でも対応ハードウェアが増え、より手軽に使えるようになることに期待したい。