#4:Qualys BrowserCheck
最初に書いておく必要があるが、Qualys BrowserCheckはプラグインのインストールを要求する。これによってブラウザのアドオンや補助アプリケーションに潜む脆弱性を探すわけだ。ブラウザとは別立てで流通しているアドオンをチェックするのはやり過ぎのように思えるかもしれないが、そんなことはない。攻撃者はアクセスを容易に得るための足掛かりとして脆弱性を抱えている可能性のあるコードを見つけ出そうとしているのである。図Dを見てもらえれば、筆者もいくつかの問題を解決しなければいけなかったことが分かるはずだ。
#5:Scanit Browser Security Check
Scanitは企業として、ペネトレーションテストからウェブアプリケーションの安全性確認まで、あらゆる種類のセキュリティテストを提供している。また、ブラウザのセキュリティにまつわる19種類の脆弱性テストをオンラインで提供している。
テストを実行するにあたり、「注意!このテストでは、あなたのブラウザをクラッシュさせようと試みます!」という警告が表示される。これは決してふざけている訳ではなさそうだ。しかし筆者はISOイメージを用意していたため、こういった警告にひるむことなく先へと進んでみた。幸いなことに、私のブラウザは生き延びることができたようだ(図E)。
最後に
今日において、われわれは誰、あるいは何を信じるべきかについて慎重にならなければならない。そのことを念頭に置き、ブラウザのどのテストを信じるべきかという専門家の意見を求めたうえで、最も優れていると思われるものをここで紹介したわけである。これら以外でお気に入りのものがあるという方は、教えてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。