NTTコミュニケーションズは8月11日、スウェーデンのセキュリティベンダーであるSecodeの全株式を取得することで基本合意に達したことを発表した。同日、NTTコミュニケーションズ子会社の独NTT Communications Deutschlandが株式譲渡契約を締結している。NTTコミュニケーションズによる事実上の買収だが、Secodeは独子会社の傘下となる。買収金額は非公開。
北欧を中心に5カ国に拠点を持つSecodeは、スウェーデンとノルウェーでセキュリティオペレーションセンター(SOC)を展開しており、マネージドセキュリティサービス(MSS)に強みを持つ。
NTTコミュニケーションズは今回の買収で、2009年10月に買収したIntegralisが持つドイツ、アメリカ、シンガポールのSOC、そして日本のNTT Com SOCと、SecodeのSOCとの連携を進める考え。加えて、北欧エリアのサービスカバレッジを強化する意向を示している。