ネットブックの選択は、あなたが考えているよりも厄介なことかもしれない。本記事では、筆者の購入経験に基づき、ネットブックを選択するうえで役に立つティップスを5つ紹介する。
筆者は、初めてネットブックを買いに行った時のことが忘れられない。電器店に足を踏み入れた時点では、最も高性能のネットブックを購入するつもりでいた。ところが、その店に置かれていたネットブックの性能はすべて同じだったのである。筆者の驚きは想像してもらえることだろう。では、筆者はどのようにして購入対象を決定したのだろうか?以下に、ネットブックを購入する際に留意しておくべき5つの点をティップスとして紹介する。
#1:より性能の高いハードウェアに投資することを検討する
筆者がネットブックを買って帰って最初に行ったことは、中を開け、より容量の大きなハードディスクに換装し、メモリを増設するという作業だった。しかしその作業は、それまでに数え切れないほどのコンピュータをアップグレードしてきた筆者ですら難しさを感じるものであった。技術的な観点から見た場合、ネットブックのアップグレードはノートPCと大して違わない。しかし、ネットブックに使用されている数多くのコンポーネントは非常に小さく、狭い空間にギチギチに詰め込まれているのである。実際のところ、筆者は細心の注意を払っていたにもかかわらず、キーボードにつながっているリボンケーブルのコネクタ部を壊してしまったのだった(幸いなことに、修理することができた)。
ここで言いたいのは、あなたがコンピュータのアップグレードを自らで行うことに慣れている場合であっても、いくつかのアップグレードオプションが用意されているネットブックを購入した方が良い時も多いということだ。もちろん、ネットブックによっては法外なアップグレード料金が設定されているものもある。本記事の執筆時に、あるネットブックのアップグレード価格をオンラインショップでチェックしたところ、ハードディスク容量を160Gバイトから250Gバイトにアップグレードするための料金は100ドルとなっていた。
#2:信頼できるブランドを選ぶ
現在市場に出回っているネットブックはほとんどが同じような仕様となっているため、信頼できるブランドを選ぶのが理に適っているだろう(価格の安い製品を選ぶことで何ドルか節約できる場合であってもだ)。同じ仕様のネットブックがより安い価格で入手できるにもかかわらず、なぜ高い方の製品を選ぶのかと訝しく思うかもしれない。しかし、信頼できるブランドを選ぶということは、必要な時に技術的なサポートを受けられるということを意味しているのである。また、デバイスドライバもメーカーのウェブサイトから簡単にダウンロードできるはずだ。さらに、有名ブランドの製品を選んだ場合、思わぬ得をすることもある。例えば、無償のアプリケーションや、内蔵ウェブカメラ、より高品質のディスプレイを手に入れられる場合もあるというわけだ。