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仕事力に差がつく大人になってからの「勉強法」--10の心得 - (page 3)

富永恭子(ロビンソン)

2010-08-24 12:00

#6:尊敬できる人の言葉は「結論」より「思考プロセス」に注目する

 尊敬できて、後に続きたいと思える上司や先輩たちといっしょに働けることは幸せだ。なぜなら、彼らのノウハウをあますことなく吸収できるからだ。ときどき、仕事先で出会う人の中には、彼の上司や先輩と仕草や話し方までそっくりな人がいて驚くことがある。毎日、コミュニケーションを取りながらあらゆる行動を観察し、物の見方、考え方を学んでいるうちに、どんどん似ていったのだろう。だから私は、そんな自分にそっくりの部下を持つ上司は、仕事の上で信用してもいいのではないかとさえ思っている。

 そうした尊敬できる人物から「学ぶ」という意味で最も参考になるのは、自分にとって困ったことを相手に相談した時だ。そのときは結論もさることながら、相手が自分に対して「何を質問し、何を基準に判断したか」に注目するべきだろう。「思考のプロセス」は、物事を考えたり、答えを導き出す上で最も重要だからだ。

#7:「知ったかぶり」より「知らないかぶり」

 「学ぶ」姿勢で中で、一番じゃまになるのはプライドだ。いままでの自分に固執すると消化不良になる。「聞くは一時(いっとき)の恥、聞かぬは一生の恥」のことわざどおり、知ったかぶりは、知らないことより恥ずかしい。しかも、せっかくの「知る機会」を自ら潰してしまうことになる。

 特に仕事でサービスや製品を提供する場合、顧客の会社の業務がどのようなもので、何を必要としているのかを念入りにヒアリングすることは重要だ。「顧客のニーズに応える」ことを標榜するならなおさらだ。よほどの専門家でない限り、少しくらいかじっているのは、知っているうちに入らない。背伸びして「知ったかぶり」をするより、謙虚に知らないことを教えてもらう方がいい。また、「知ったかぶり」より「知らないかぶり」をすることで、同じ話題でも知らなかったことや、自分と違った切り口を知ることができ、知見が深まる。

 せっかく会って話をしているのなら、「知ったかぶり」でその場限りの優越感を得るより、「知らないかぶり」でより深い人の知見に触れる方がずっと価値が高い。

(「知ったかぶり」より「知らないかぶり」の項については、インフォテリア社長兼CEO平野洋一郎氏のプログ「笑門来福」のエントリを参考にさせていただきました)

#8:同じ失敗を繰り返さない

 よく混同されるのだが、ロジック(論理)に自信を持つことと、頑固であることとは違う。また、ロジックはセオリー(理論)とも区別しなければならない。

 セオリーは、対象となる事象の原因と結果の関係を合理的に説明することで、最大の特徴は、複雑な現実の世界を単純化できる点にある。一方、ロジックとは、思考のつながり、推理の仕方や論証のつながりのことを指す。つまり「論理的に話す」というのは、「つながりや論証を的確に話す」ということだ。結論を導くために使われる情報に修正があれば、結論も修正されるべきだし、それでも結論が一緒ということは、実はロジックが変化しているということに気づかなければならない。

 ここで言いたいのは、結論に至るまでのプロセスを構築することが「勉強」だということ。仕事の現場でも、結果ありきで、原因やプロセスを後付けで解釈するセオリー的思考だけでは、ヒズミが生じて失敗する。時間を有効に使うには、同じ失敗を繰り返さないこと。そのためには既に起こった過去を分析してそこから学ぶこと。それも大切な勉強となる。

#9:「4つのスイッチ」を使い分けて脳に弾みをつける

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