ノベルは8月24日、仮想化環境の移行と運用を支援する「PlateSpin Workload Management」製品群より、仮想化移行ソリューションの最新版「PlateSpin Migrate 9」の提供を同日より開始したことを発表した。最新版では、新たにLinuxの仮想マシンのライブマイグレーションを可能にし、WindowsおよびLinuxの異機種混合環境でのサーバ移行ができるようになった。
PlateSpin Migrateは、サーバのワークロードをハードウェアから分離して、ネットワーク経由で物理、仮想化、イメージアーカイブ間で自由に移行させるための製品。サーバ統合、仮想環境移行後の物理環境への復元、開発テスト用仮想環境から実環境への配備、ハードウェアリプレースなど、データセンター管理者の様々な業務を支援する。
今回のPlateSpin Migrate 9では、Linuxサーバのワークロードのライブマイグレーションを可能にする新機能が追加された。システムを稼動させたままダウンタイムなく移行ができるようになったことで、ユーザーは移行における工数やリスクを減らすことができるという。
また昨今、ビジネスクリティカルなサーバワークロードの仮想インフラへの移行が増大していることに対応し、物理と仮想インフラ間でのWindowsクラスタの移行を新たにサポートしたとしている。これにより、OSやプラットフォームを問わず物理から仮想、仮想から物理、物理から物理と、ワークロードのあらゆる移行に対応できるようになった。
PlateSpin Migrate 9の提供価格は、個別見積もりとなる。