ポリコムとマイクロソフト、ユニファイドコミュニケーション分野で提携

富永恭子(ロビンソン)

2010-08-24 19:08

 ポリコムジャパン(以下、ポリコム)は8月24日、ユニファイドコミュニケーション分野において、マイクロソフトとの複数年にわたる世界的な戦略的提携に合意したと発表した。これは、メッセージング、映像、音声によるコミュニケーションが、さまざまなアプリケーションやデバイスと連携し、効率化するためのものだとしている。

 ポリコムでは、マイクロソフトのユニファイドコミュニケーション(UC)ソリューション用に、音声、ビデオ、アプリケーションなどの連携ソリューションを提供している。今回の契約合意により、マイクロソフトのUC事業において、ポリコムは戦略的アライアンスの一員になるという。この長期的な戦略的合意の一環として、両社はそれぞれに製品開発、営業、マーケティングに投資する。これらの投資や、より強力な協業体制により、両社は「顧客のビジネス生産性を向上することを目指して、コスト削減、生産性向上やユーザー組織特有のビジネスニーズを満たす、柔軟で競争力の高い統合されたエンドトゥーエンドのUCソリューションを提供する」としている。

 今後、この合意に基づき、ポリコムではエンタープライズ(大手企業)、SMB(中小・中堅規模企業)、政府機関などの市場向けに、生産性を向上し、出張費、通信費、IT運用コストを削減する国際標準に準拠したソフトウェアやハードウェアと、サービスを含むUCソリューションを開発、販売する計画。現在、両社では、企業コミュニケーションを変革するための、選択肢と革新性を備えたビデオ会議や顧客デバイスによる相互運用性のあるUCソリューションの提供に向けたロードマップの策定に取り組んでいるという。このロードマップにより、ポリコムは「Microsoft Communications Server」の今後のバージョン向けに、次世代型IP電話機やビデオ会議システムなど、幅広いソリューションを開発する予定だとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]