ポリコムジャパン(以下、ポリコム)は8月24日、ユニファイドコミュニケーション分野において、マイクロソフトとの複数年にわたる世界的な戦略的提携に合意したと発表した。これは、メッセージング、映像、音声によるコミュニケーションが、さまざまなアプリケーションやデバイスと連携し、効率化するためのものだとしている。
ポリコムでは、マイクロソフトのユニファイドコミュニケーション(UC)ソリューション用に、音声、ビデオ、アプリケーションなどの連携ソリューションを提供している。今回の契約合意により、マイクロソフトのUC事業において、ポリコムは戦略的アライアンスの一員になるという。この長期的な戦略的合意の一環として、両社はそれぞれに製品開発、営業、マーケティングに投資する。これらの投資や、より強力な協業体制により、両社は「顧客のビジネス生産性を向上することを目指して、コスト削減、生産性向上やユーザー組織特有のビジネスニーズを満たす、柔軟で競争力の高い統合されたエンドトゥーエンドのUCソリューションを提供する」としている。
今後、この合意に基づき、ポリコムではエンタープライズ(大手企業)、SMB(中小・中堅規模企業)、政府機関などの市場向けに、生産性を向上し、出張費、通信費、IT運用コストを削減する国際標準に準拠したソフトウェアやハードウェアと、サービスを含むUCソリューションを開発、販売する計画。現在、両社では、企業コミュニケーションを変革するための、選択肢と革新性を備えたビデオ会議や顧客デバイスによる相互運用性のあるUCソリューションの提供に向けたロードマップの策定に取り組んでいるという。このロードマップにより、ポリコムは「Microsoft Communications Server」の今後のバージョン向けに、次世代型IP電話機やビデオ会議システムなど、幅広いソリューションを開発する予定だとしている。