8.タッチパッドのタップ
デフォルトでは、「タッチパッド上でのマウスクリック」は有効になっていないことが多い。この設定では、ユーザーがクリックするのにマウスボタンを使わなくてはならず、非常に煩わしくなることがある。これを有効にするには、[システム] > [設定] > [マウス]をクリックして、[タッチパッド]タブをクリックし、このオプションを有効にすればよい。これで、ユーザーからの「タッチパッドが使えないんだ!」という電話から逃れることができる。
9.デフォルトアプリケーション
本来なら、これはデフォルトで正しく設定されていなくてはならない。しかし、標準的ではないアプリケーションをインストールしておきたい場合もある(ブラウザにChrome、メーラーにClaws-Mail、音楽プレーヤーにBansheeなど)。デフォルトアプリケーションがすべて正しく設定されているかを調べるには、[システム] > [設定] > [自動起動するアプリ]をクリックする。ここから、デフォルトアプリケーションやシステムのデフォルトとして利用されるカスタムアプリケーションを選択できる。
10.バックアップ
ユーザーのデータは、あなたのデータと同じくらい大事なものだ(少なくともユーザーから見れば)。もしユーザーが手持ちの外付けドライブを持っていれば(あるいは、オンラインバックアップが利用できるようなら)、LuckyBackupの簡便さが役立つだろう。このツールを使えば、ユーザーデータの安全性を確保するための、定期バックアップを設定することができる。これによって、さらにもう1歩、ユーザーが新しい環境に満足できるようになるだろう。
追加のステップ
万が一、遠隔からユーザーのマシンをサポートする必要が生じた場合のために、Teamviewerなどのツールをインストールしておいた方がいいかもしれない。
結論
この記事ではLinuxは初心者向けではないと主張しているように見えるかも知れないが、そうではない。わたしは、Linuxは誰でも使えるものになったと心から思っている。それでも、新しいユーザーに渡す前に少し手助けをすることは、役に立つだろう。新しいユーザーにとっては、Windowsマシンを使うのと大きくは違わないはずだ。裸の状態のWindows 7には、オフィスや他のツールも入っておらず、ユーザーが仕事を片付けたり普段使いしたりするにはあまり助けにならない。
このリストが、これまでにわたしが提供してきたヒントと同じように役立ってくれることを望む。もし他にも追加するべき手順があれば、コメントで共有して欲しい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。