#3:アクティビティ
この機能は、一部の人しか使わないものの部類に入る。とは言うものの、使う人にとっては、デスクトップの整理整頓方法をひと味変える、新たなアプローチであると言える。デスクトップをアクティビティに関連付け、単一のワークスペース上で複数のアクティビティを使用することができるようになるわけである。また、アプリケーションやファイルをアクティビティに関連付けておくことで、特定のアクティビティ上で、特定のファイルやアプリケーションを使用する作業を行えるようにすることも可能となっている。これによりKDEは、他のデスクトップには真似のできない、マルチレベル、かつ多元的なデスクトップとなっているわけである。
#4:デスクトップのエフェクト
デスクトップのコンポジタとしてCompizに依存する必要性がなくなった。KDEには今や、Compizとほぼ肩を並べることのできる優れたコンポジタが組み込まれているのである。この機能はKDE 4.5において驚くほどの安定性を示しており、以前ほどリソースを消費しないようにもなっている。デスクトップの見た目を重視するものの、Compizまでは使用したくないというユーザーにはKDE 4.5がお勧めだ。
#5:ウィンドウのタイリング
KDE 4.5には設定自由度が高く、実用性も高いウィンドウのタイリング(整列機能)機能が搭載されており、さまざまなかたちでタイリングできるようになっているだけでなく、特定のウィンドウをフローティングウィンドウにすることも可能となっている。これもユーザによって好き嫌いの分かれる機能であるものの、好きなユーザーであれば、KDEのウィンドウタイリング機能が実現している設定の容易さと、デスクトップの整理のしやすさを歓迎するはずだ。