#9:アプリケーション
KDEのアプリケーションは全般的に大きな注目を集めているが、KOfficeは唯一の例外となっている。KOfficeの開発においては大変な努力がなされたものの、最新リリースはKDE 4.5に間に合わなかった(次のリリースには間に合うはずだ)。なお、Konquerorがアップデートされたことで、WebKitのレンダリングエンジンを使用できるようになっている。これによりかなりの高速化が図られるはずだ(特にJavaScriptの処理において顕著となる)。ともかくKDE 4.5は、KDEアプリケーションの改良によって、以前の4.xのリリースと比べてずっと優れた、また競合製品であるGNOMEとも比肩する(そして多くの点で優れている)エクスペリエンスをもたらすことができるようになっている。
#10:全体としての見た目
KDE 4.5デスクトップを起動すると、高度に洗練された、プロフェッショナル感あふれるデスクトップが即座に表示される。KDE 4.5はビジネスに適したプロフェッショナルらしいルックアンドフィールを失うことなく、先進的なデザインを実現している。KDEデスクトップのルックアンドフィールは、ホームユーザーからビジネスユーザーにいたるまで、そしてその中間に位置するユーザーも含めた幅広いユーザー層にアピールできるものとなっているはずだ。
まずは試してみてほしい・・・
本記事を読んで、KDE 4.5に興味を惹かれただろうか?今すぐ手に入れたくなったのではないだろうか?正直なところ、筆者自身は当初、このデスクトップに対して懐疑的な目を向けていた。しかし、KDE 4.5における改善によって、その見方は覆されたのだった。アクティビティのみに目を向けるだけでも、デスクトップを今までよりもきれいに整頓しておけるというメリットがもたらされる。これだけでもKDE 4.5を使う価値があるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。